私たちの考え
不登校には色んな段階、色んなケースがあります。
学校に行きたくないけど無理して行き体調を崩した、学校に行こうと努力して頑張ったけど行けなかった、いじめにあって人と接するのが怖くなった、沢山怒られて自己肯定感が低くなったなどなど…
学校は行けるなら行った方がいい…でも体調を崩してまで、自分が壊れてしまう頑張って行くところではない、エネルギーをためて自分に合った場所を見つける事が大切だと考えます。
当スクールではまずは元気を取り戻せるように、笑えるように、普通じゃない選択肢があるという事に気付けるようにできればという思いがあります。
不登校になり家にこもっていると、「みんなは学校に行っているのに」「あいつのせいでこうなった」とネガティブな考えが生まれがちです。
学習や規則正しい生活も大切ですが、まずは元気を取り戻す事と自宅以外の場所で過ごせるようになる事、家族以外の人と接する事にフォーカスできればと思います。
そうしているうちに自分で考えて必要な選択ができるようになります。
順序を間違えて無理強いする事で「自分としての生き方」を見つけるのに時間がかかるので、焦らず信じて向き合います。
活動内容
フリースクールあいでぃ~るは平日は毎日開催します。
室内での活動はもちろん、ひとりひとりの性格やペースに合わせた野外活動や登校支援なども行います。調理実習や英会話なども行います。
フリースクール中は可能な限り外出するようにしています。
外にでる事へのメリットは既にご存じである、メリットが多すぎる為、ここでは説明を省きますが、外遊びは知らない人同士でも気づけば一緒に楽しく遊べて高いコミュニケーション能力だけでなく、人数や年齢に合ったルールを話し合うこともで社会性も培えます。
また、ただ単に「外で遊ぶ」というのではなく、「前頭葉の働き」に着目しています。
前頭葉は共感力や感動するといった感情の働き、意欲、 喜怒哀楽、自発性、外の世界に関心が持てるようになるなど、「認知機能」を司る、脳の重要部位であると言われています。
前頭葉を活性化させるのに良いとされている運動や学習法をゲーム感覚を取り入れながら活動します。
また、「英単語が関連したゲーム」「計算をして遊ぶゲーム」「仲間を救うゲーム」など、または絵を描いたり本を読んだり、季節を感じながらゆっくり過ごす事でリラックス効果を得られたり、チームを作り話し合いの場を設けます。
それらは自分で考え、人を思い、生きる力を養う事に繋がると考えの基、活動を行っています。
机に向かってノートに書く、こういう形だけが学習ではありません。
多種多様な形で学び、自分にあった形で学べるようになる事で、今後の進路に繋がるのではないかと考えます。